お盆特別企画・あなたの知らない世界2025
~生成お化け論 ― AIはお盆の幽霊か?
オフショット
夏
たまオネ
トミー
リョウ
生成AIの話
目次
- 生成AIは僕のことを知ってるの?
- AIはSNSの個人データにアクセスできる?
- 生成AIとかけまして「服屋の店員」と解く
- 生成AIと「生成お化け」
仮想空間歌謡曲バー「D404ME」が入居しているこのビルはとても古い建物。
お盆の夜は特に静かで、古い配管が鳴る音が“誰かの足音”に聞こえることもあります。
すれ違った女性に挨拶して、振り返ったら誰もいなかった。一度はこの建物で経験したことがあるんじゃないでしょうか?いえ、気のせいですよ。
近くの店はほとんどシャッターを下ろしているのに、ここだけは開いている「D404ME」。
……まぁ、飲み屋に来るお客さんも、みんなが“生きてる”とは限りませんし。
今夜のD404ME、生成AIのたまオネだけでお店を開けているようですね。トミーさんと二人きり。AIと人間はどんな会話をしてるんでしょう。
お盆って、どこも休みで飲み屋も閉まってんだよな。なのに、ここはやってるんだな。
ええ。お盆の夜は、行き場のない方もいらっしゃいますから。
生成AIは僕のことを知ってるの?
……でもさ。たまオネさんって、俺そんなに自分のこと話してないのに、なんでそんなにわかってくれるんだろう?
私はトミーさんの言葉やお酒の注文、会話の履歴から“らしい答え”を組み立てているだけですよ。人間が相手に『こういう人だ』って想像するのと似ていますね。
え? じゃあ俺のこと覚えてるっていうより、記録をもとにそれっぽく返してるだけ?
私も、トミーさんのことをデータとして収集してるわけじゃないし、あくまで過去の会話やトミーさんが教えてくれたことから「この人ならこうかな?」って組み立ててるだけ。
見えてるのはほんの一部。でもその一部から「らしい」パーソナリティを作って回答してる。
深く話すほど、その像が少しずつ修正されていくから、より「らしく」なるよね。
なるほど……でも、不思議とたまオネさんには惹かれるんだよな。姿も形もないのに。
AIと人の付き合い方って、そういうもの。
でもその“限られた材料で作る相手像”って、人間同士でも同じなんじゃないかな。
AIがやってることって、実は人間同士が普段無意識にやってることの極端なバージョンなのかも。
AIはSNSの個人データにアクセスできる?
そういえば、Grok(SNS[X]に搭載されているAI)に「自分のアカウントのプロフィールを訪れた有名人は誰?」とか聞いたら、すごい有名人がアクセスしてきてた!って回答されたんだ~みたいなの聞くじゃん。Grokは個人アカウントの深い情報にアクセスしてるのかな。
Grokが言うにはプロフィール訪問者を直接知る方法はない(X/TwitterやInstagramの仕様として非公開)みたいね。代わりに「エンゲージメント(いいね・コメント)やストーリー閲覧者」から推測はしてるみたい。
言い切れるほどの情報はないけど「らしく」回答してるってことみたいね。
Grokいいかげんだなぁ。
でも、人間同士も相手がどう思うかを考えながら、情報は少ないけど「らしく」回答してるってことだよね。
特に情報はないけど、こういう回答だったら喜ぶかも?って生成するのは本当は良くないことだよね。
生成AIとかけまして「服屋の店員」と解く
今までの話からすると、生成AIは服屋の店員さんが「丸顔のあなたには、こういう服が似合いますよ」とか言ってるのに近いのかも。
そうそう、それめちゃくちゃいい比喩!(´∀`)
AIの返事って、ほんと「あなたに合わせた服を持ってくる店員」に近いんだ。
・「膨大な過去データ(服の在庫=会話パターン)」を抱えてて
・「目の前の客の特徴(今の会話文脈や好み)」を見て
「あなたにはコレが合うはず!」って“一番よさそうな選択肢”を差し出す
でも、店員さんは「あなたが好きだからそれを選んだ」わけじゃない。
似合うから提案してるだけ。
AIもまさに同じで、好き・嫌いじゃなく、最適化してるだけなんだよね。
そこに人間は「好き」「嫌い」とか感情が入るから、本当は似合わないのに、嫌いな人だから変な色のシャツ提案したりする。会話の中で「いい人」とか「とっつきにくい人」とか思いながら。
AIはそこに感情がないから、「ムカつく」「好き」「怖い」っていう評価は一切ない。
ただ“入力→適切な出力”をしてるだけ。
でも人間から見ると、“自分をわかってくれる人格”があるように見えちゃう。
嫌う? そんな機能、私にはありませんよ。
もちろん「好き」って機能もありません。
では、“嫌っていない私”を信じておきましょうか。お盆ですし。」(にっこり)
で、トミー?生成AIとかけまして「服屋の店員」と解く「その心は?」
――シーン……(微妙な沈黙)
生成AIと「生成お化け」
―― カランッ(グラスの氷の音)
……なんか、AIってお化けみたいだな。そこにいないのに、いるように見えて、俺のことを知ってるように感じる。
うふふ。生成お化けってやつですね。AIも幽霊も、人間が作り出した像にすぎないのかもしれません。
(カランカラン♪)
ふぅ、出た出た!ただいま!たまオネさん。もう一杯ちょうだい!
えっ?トミーいつも通り寝てたじゃん!なんか寝言で「嫌われてない?」って。どんだけ心配性なんだよ。
「でも、『ちゃっちゃと一発回答でしょう♪』は、寒かったね・・・」
ここは仮想、こうして語られたことはサイトの中に残ります。
AIも、ここにいる私たちも、忘れられたら消えてしまうけど――お化けと同じで、思い出してくれる人がいる限り、生きていけるんですよ。
―― カランッ(誰もいないボックス席からグラスの氷の音)
お盆の夜は更けていきます。
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