【1973年】イルカにのった少年 城みちる
~現実感がなくても、あなたを優しく海にいざなう

あの一曲をトーク 1973年 12月 城みちる 師匠 メグ アイ

目次
  1. イルカにのった少年
  2. 真珠色の涙
そろそろクリスマスだねぇ。クリスマスになるとちょっと現実逃避した曲を聞きたくなるってもんじゃないか。そうだな、こんな曲はいかがだろうか?12月発売なんだよ。ヒットしたのは翌年なんだけどね。

今日はスノースタイルならぬ、マリンスタイル的にグラスの縁に塩を。
・ホワイトラム
・ブルーキュラソー
・グレープフルーツジュース
・少しトニックウォーター
・レモンピール
海の匂いと夜風とイルカ。少し切ない。

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イルカにのった少年


師匠
ネタ楽曲として有名だけど、改めてフルコーラス聞くことってなかなかないだろう?この店はそういう楽曲を掘り下げて聴いていきたいんだよ。
なんたってタイトルからおかしいもんな。「イルカにのった少年」ってなかなかそうはタイトルつけないだろう。このタイトルのインパクトって大きかったと思うんだよ。

イルカにのった少年
城みちる
1975/1/1

発売:1973年12月
「イルカにのった少年」城みちる
作詞:杉さとみ
作曲:林あきら
編曲:高田弘
メグ
このジャケットがまず凄いよ。王子様!って感じ。でもさ、この歌詞、聴いてる人を勇気づけてるんだよね。
君に!って指先向けられたら「みちる~」ってなっちゃいそうな。アイドル!って。多少歌詞に意味がなくたって、王子様がやってきて幸せにしてくれるならいいのよ。
アイ
それにしてもイルカに乗って遠い国からやってくるって設定を思いつくのが凄いよ。その花束はどこから仕入れたの?とか突っ込んじゃう。でも作詞の杉さとみさんってこの曲でしか見かけない名前で、きっとどなたかの変名だと思うのよね。
師匠
作曲の林あきらさんは市川昭介さんの別名らしいんだよ。当時はレコード会社ごとに専属の作曲家がいて、他の会社で出すときは名前をそのまま使うのは色々問題があったらしいね。
東芝からデビューしたのは城みちるさんのご実家が東芝チェーンの電器店でその関係もあったと聞く。城みちるさんは20歳には引退して後に電器店を継ぐんだ。
アイ
風雲たけし城に出演したのは芸能界に復帰したからなのね。シングルレコードは10作しか出していないし実質3年くらいしかアイドル活動していなかったの。
メグ
今でもテレビでお見かけするくらいだから、あの当時を知ってる人には永遠のアイドルなのよ。やっぱり当時のアイドルって凄いなぁって思う。
どこか現実感のない設定で出てきたアイドルが、現実として今もまだ活動できてるって凄いことなのよ。おばあちゃん世代にも癒やしなの。
師匠
やっぱり高度成長期の中で1973年は石油ショックなんかもあって閉塞感があって、現実に苛まれる中でなかなか「会えない」アイドルに「見るだけで幸せ」な場所を用意してるのがこの時代のアイドルだよなって思うんだ。
社会を批判もしないし、あえて聴いてる人を肯定も否定もしないけど「さみしい時は海にきて水平線をみてごらん」なんだよ。それって現実逃避の場所を伝える優しさだよね。

真珠色の涙


メグ
師匠、B面は配信がないじゃないですか!この曲はA面より好き。優しい王子様アイドルとラブラブなB面、イルカに乗ってきた割には手が早い(笑)
「真珠色の涙」城みちる
作詞:杉さとみ
作曲:林あきら
編曲:高田弘
師匠
あははは。「君だけが好きなんだ」だもんな。当時の男性歌手の愛の言葉はストレート。大事なことなんで曲の最後にもう一回言うんだよ。ここまで言われて王子様に落ちない女の子はいない。
アイ
でもさ、やっぱり城みちるさんって少しひょうきんというか三枚目的というか、たけし城のイメージも強いし、自身のホームページには「日本一息の長い一発屋」だよ。そういうとっつきやすさも今に残るってことよね。
メグ
あまりにもイルカイメージが強かったっていうのはあるんでしょうね。でも、すらっと甘い感じと、少しひょうきんなのが合わさると女の子は弱いのよ。当時のファンが少しだけ羨ましいなって思う。

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