【1986年】冬のオペラグラス 新田恵利
~自分しか映らないオペラグラス
あの一曲をトーク
1986年
冬
1月
新田恵利
師匠
メグ
アイ
目次
- 「オペラグラス」って知ってた?
- ロマンスは偶然のしわざ
冬ですからね。今日は温暖な地域でも雪が舞い散る寒い日のようで、やっぱり雪ってすべてのものを覆い隠す魅力と魔力があるんです。
今日はスノースタイルなカクテルを。
・ホワイトキュラソー
・クレーム・ド・カカオ(ホワイト)
・ウォッカ
・生クリーム
・レモンピール
見た目は冬の都会、味は甘め。オペラグラスでどこを見るかで良い方が変わるってやつですよ。
木曜日のタマネギ - 楽曲検索:冬のオペラグラス 新田恵利
https://www.thursdayonion.jp/search.php?mid=Lv%2F61xF7UWP5vS8bWMMy75KuWvWLhFCOBEmD1Sq5Aac%3D
「オペラグラス」って知ってた?
師匠!トミーさんがいないのにこの曲ですか?でも、オペラグラスって「モノ」の使い方が面白いですよね。「冬のオペラグラス」なんてタイトルにも歌詞にも普通考えつかない。
まぁ、昨日はちょっと歌唱力アレな感じをやったんで、今日も・・・いや、怒られるからやめておこう。
でもな、やっぱりこの声は魅力なんだよな。あんまり類する声を知らないし、何よりこの当時の男の子みんな新田恵利さんにイチコロだったわけよ。その待望のデビュー曲。
まず、当時の中高生オペラグラスなんてそうそう持っていないよな。
冬のオペラグラス
新田恵利
2002/1/1 (3:51) 275676505
発売:1986年1月
「冬のオペラグラス」新田恵利
作詞:秋元康
作曲:佐藤準
編曲:佐藤準
CX系放映「なるほどザ・ワールド」エンディングテーマ
あら、今日はお二人さんだけ?
この頃のおニャン子クラブ全盛期時代の秋元康さんの“モノ発明病”って凄いよね。
秋元さんの作詞って、
感情 → 比喩
じゃなくて
・比喩(モノ) → 感情を当てはめる
なんだよね。
・鏡 → ベタすぎる
・窓 → もう使い古した
じゃあ何を出す?
→ オペラグラス🔭
しかも
・冬
・夜
・雪
で「知的・ロマン・都会」を一気に足すのよ。普通の作詞家じゃ考えつかないと思うよ。
あら、アイちゃんの秋元康氏論、たしかにわかるよ。
確かにこの曲の歌詞、オペラグラスって「外」を見るはずなのに、見えてるのが全部「自分」なんだよね。
・夜の街をのぞけば → 自分の顔
・胸の奥をのぞけば → 自分の気持ち
外を見てるフリして、内面しか見てない。
本来は「遠くの他人を見る道具」なのに、この曲では「自己確認装置」だもんな。
意味が破綻してるのに、感情としては成立してるって感じ。
なるほど!悪い言い方になっちゃうけど、新田恵利さんも解釈とかしないで歌ってる感じがあるもんね。
意味不明な比喩をそのまま通過させて届ける感じがある。
これ、新田恵利さんだから成立して、歌が超絶うまい歌手とかだったら「何だそれ?」って引っかかりそう。
そうなのよ。だいたい「オペラグラス」って中高生には持ってない言葉じゃない?
当時の中高生にとって「オペラグラス」どころか「オペラ」すら生活圏の外。
でもだからこそ、
👉 意味はよく分からない
👉 でも大人っぽく聞こえる
👉 なんかオシャレ
この三点セットが強い。
歌詞の中身は
・ケンカばかりの男友達
・実は気になっている
・告白しようかな
めちゃくちゃ普遍的で身近なのに、
タイトルだけで一気に
「ちょっと背伸びした世界」に連れていくのよ。
実際はわからないけど、新田恵利さん自体が「オペラグラス」の意味すらわからないで歌ってたんじゃないかなぁ?って思わせちゃうキャラだし、新田恵利さんだから「よくわからないけど、そんなものかしら?」って妙な納得させる感がある。
当然「オペラグラス」なんて言葉を知らない中高生の男の子である聞き手と目線が一緒なので親近感もあるんだよね。
オペラグラス以外の歌詞が普通の女の子の気持ちだから、すごく安全運転的なのよね。でもそれだけじゃフックがない。そこに「冬のオペラグラス」ってタイトルで興味深くなる。やっぱりこの当時の曲って凄いなぁ。
わからないから興味が出るもんね。
ロマンスは偶然のしわざ
B面がまた面白いんだよ。後ろにおニャン子クラブがコーラスで控えている。
それを従えて歌う曲が「偶然」で、本人は何もしない、結論は一切出ない。あれだけモテて明るいイメージの新田恵利さんだったけど、実際は表にあまり出たくなくて、私生活でもお父様を亡くされてたりソロデビューの頃は大変だったようだね。
ロマンスは偶然のしわざ
新田恵利
2008/3/26 (3:56) 275676505
「ロマンスは偶然のしわざ」新田恵利 with おニャン子クラブ
作詞:秋元康
作曲:山川恵津子
編曲:佐藤準
当時のおニャン子クラブに秋元さんは結構どっぷり関わってたんだよね?そうするとテレビで見せてたキャラと本人の実際のイメージが違ってて、こういう歌詞が合うと思ったのかな。
そうね。華々しいソロデビューではあったけど、
後ろには常に「集団」。
前に出すけど、
一人にはしない。
主役だけど、
孤立させない。
秋元康さん、心理的な安全距離をちゃんと計算してるように感じる。
「売れる素材を壊さない」タイプの策士なんだと思う。
この曲、実は誠実だよな。
若葉の時期に肩がぶつかっただけの出会い、そこから枯葉が淋しい頃に声すらかけなかった、何も起きない。それだけ。その間なにもないし何もしていない。行動力ゼロ。
僕達の当時のイメージではない新田恵利さんを見せようと思ったのかもしれないな。
まぁ、モテモテの恵利ちゃんを見せないのも優しさなのかもしれん。
B面はレコード買った人だけのお楽しみだから、本当の「素直な私」はこちらなんじゃないかと思わせたらファンはキュンキュンよね。
おニャン子クラブってやっぱり社会現象になるだけのグループだったんだってわかるような気がするよ。
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