【1994年】もう誰の目も気にしない MANISH
~女性らしい格好にとらわれず、でも女性らしい本音
あの一曲をトーク
1994年
冬
1月
MANISH
師匠
たまオネ
メグ
目次
- 「助手席のカセット」が語る「もう誰の目も気にしない」
- Oh! My Life
木曜日のタマネギ - 楽曲検索:もう誰の目も気にしない MANISH
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「助手席のカセット」が語る「もう誰の目も気にしない」
最近リョウさんの店でジャンクなCD漁るのが楽しみなのよ。
師匠、この女性二人のユニット気になったから買ってきちゃった。ちょっと男の子っぽい服装で「MANISH」だから「mannish」から取られてるんのかな?
おお、MANISHとはお目が高い!
このCDだとちゃんと「女の子」ってわかるけど、確かに格好も男性風のシャツとか革ジャンとかのイメージがあるな。
日本語だと「ボーイッシュ」って言われそうだけど、あくまで女性的。
たまオネ「mannish」と「boyish」って意味合いは違うのかい?
お二人さんいいところ突くねぇ。
🔤 「boyish」と「mannish」の違い
▶ boyish(ボーイッシュ)
ニュアンスはかなり 軽くて可愛い寄り。
・少年っぽい
・活発・無邪気
・どこか幼さが残る
・年齢低めのイメージ
日本語で言うと
👉 「元気な女の子」「ショートカットで活発」
👉 スポーツ少女、制服の第2ボタン外してる感じ(笑)
つまり
性格・雰囲気が“男の子みたい” という意味合いが強いんだよね。
▶ mannish(マニッシュ)
こっちはぐっと 大人で思想的。
・男性的
・クール
・中性的
・ファッションや態度が男性的
・社会的・精神的に「男側」の振る舞い
日本語だと
👉 「ハンサムな女」
👉 「媚びない」「自立している」
👉 「ジェンダー感覚がフラット」
見た目だけじゃなく
**生き方・価値観まで含めて“男的”**なのがポイント。
もう誰の目も気にしない
Manish
2002/10/25 (4:32) 74989843
発売:1994年1月
「もう誰の目も気にしない」MANISH
作詞:小田佳奈子
作曲:西本麻里
編曲:明石昌夫
明治「アメリカンチップス」CMソング
うわぁ、これ、いい意味でジャケットの印象から裏切られたかも。
こんな感じの曲が出てくるとは思わなかったよ。
でも、歌詞的には女の子よね。ちゃんと失恋の痛みに向き合っている。
女の子が免許持ってクルマ運転して自分で海に向かう、その助手席には「彼」が置いていったカセットが散らばってて、それを聴くと楽しかった思い出が蘇ってくる。
どうやら人の目を気にして彼とは深い付き合いじゃなかったことを変えていこうと決心する。
これって1990年代の女性の生き方ってのを感じるんだよな。
「待つ身の女」じゃいたくねぇぞってね。
この歌詞、90年代の空気をそのまま瓶詰めにした感じがするんだよね。
まず
「免許持って、海にクルマで行ける」
ここがもう決定的でさ🚗
80年代までの女の子って、
・電車で待ち合わせ
・彼が迎えに来る
・電話の前で待つ
って構図がまだ残ってたけど、
**90年代に入ると「自分でハンドル握って行く」**になる。
「待つ身」じゃない女の子
・会いに行くのは私
・答えはもう胸の中にある
・迷ってた昨日を捨てる
完全に
主体が“彼女”側に移ってる。
これ、もし可愛い声で歌ったら
「強がってる」になるけど、
MANISHだと
「もう決めた」になるよね。
「愛されるより 愛したい」ってフレーズはKinKiKidsより3年早いわけで、80年代ではあまり出てこないフレーズだよな。あくまで待つんじゃなく自分から行くんだって決意なんだよ。
この頃の若者は氷河期世代なわけで、虐げられて、我慢していた分反骨心も強い。
不安定な立場を余儀なくされた分否応なく女性も社会進出が必要だった。彼氏がいい年してアルバイト生活でクルマ持っていなかったとか考えるとな。
私の世代だと免許持たない子も増えてきて、回帰なのかもね。
悪い言い方だけど「結婚に逃げる」ができなかったって思うと、自分でクルマ運転して、助手席の「カセットの彼」を「愛されるより 愛したい」「守られるより 守りたい」って決意よね。
革ジャン格好つけより、純粋な防寒具なんじゃないかって思える。
あはは。それは言えてるかもしれないな。1994年頃って軽自動車の規格が今の660ccに拡大された時期から少し経ってて、エアコンやパワステ、カセット装備みたいな「当たり前の装備」になった最初なのね。
可愛さより実用で革ジャン着て車運転する、自由な女性の姿と旧来の「誰か目を気にしなければならない」時代との橋渡しなんだよ。
Oh! My Life
カップリング、これさ、オブラートに包んで毒抜きしてるけど「付き合って3年目のジンクス」を何度も聞かされていて嫌になりましたって歌詞だよな(笑)
「Oh! My Life」MANISH
作詞:高橋美鈴
作曲:西本麻里
編曲:明石昌夫
また身も蓋もない。
確かにこの歌詞、真夜中に恋愛トラブルの電話受けて、半分どうでも良くなったって主人公が見え隠れする。
「あーまたその話?」って言いたいのを押さえて「恋愛はひとつずつ 色がある」「不安になるとき 必ずある」「孤独にはなりたくないって言うけど、こわがるばかりじゃ 何にも出来ないよ」って諭しながら、でも電話のお相手は「デモデモダッテ」って言ってるでしょって見える。
私だったら半ギレして自分で考えろ!って切っちゃうよ。
メグちゃん僕以上に身も蓋もないじゃん。
でも「それはあなたの問題で、私は踏み込まない」ってきっちり大人の線引きしてるのが面白いよな。
実際には自分にも言い聞かせてるんだよ。
これも1990年代の「自立した女の子」お友達同士の会話って感じでリアルだな。
そうね、1980年代ならもっと一緒に泣いてるし、
2000年代ならLINE未読スルーかも(笑)
表A面との対比が美しい
A面:
👉 「私は行く。決めた」
B面:
👉 「あなたはあなたで考えな」
これ、冷たいんじゃなくて
共倒れしないための優しさなんだよね。
この曲は
深夜の電話を切ったあと、
冷めたお茶を一口飲んでため息つく音。
「助けたいけど、背負えない」
それが90年代の大人になり始めた女の子のリアル。
そして毎度Spotifyで聴けないのよ。この当時を生きていない私が感じようと思うと、CDを頑張って探さなきゃならないの。
2026年1月12日-1月18日のBS・CS音楽番組
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