【1990年】道 森高千里
~森高千里さんは伝説のプログラマだった説

あの一曲をトーク 1990年 1月 森高千里 師匠 トミー メグ

目次
  1. 「等身大なのに、それを感じさせない」道
  2. 「行動力の塊」青春
雪ですね、普段は雪が振らない地域に雪が降るのは大変、でも、普段雪が降るところに大雪も大変です。
お店の前、ビルの管理人さんもお年を召してきましたので、雪かきを手伝うことにしましょう。

今日は熊本の酒をお出しましょう。すらっと足の長い女性がクールにグラスを傾ける。
香露 純米吟醸あたりは何となくこの曲のイメージに合うかな?

木曜日のタマネギ - 楽曲検索:道/青春 森高千里
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「等身大なのに、それを感じさせない」道


トミー
きたーーーー森高!
満を持してってやつだな。まだ「私がオバさんになっても」の前だぜ。
師匠
そうなんだよ。この歌詞、言葉が全部日常生活の高さにあるわけじゃん。
無理に比喩や情緒に逃げていないんだよな。すべて実在のもので感情なんだよ。


森高千里
1987/7/25 528967172

発売:1990年1月
「道」森高千里
作詞:森高千里
作曲:安田信二
編曲:斉藤英夫
グリコ ポッキー CMソング
メグ
森高千里さんが出てくるとうちの男たちはみんな絆されちゃうのよ。
この曲、失恋してるのに淡々としてるのよね。
泣き叫びもしないし、相手を恨むこともしない。原因も追求しない。
当時20歳くらいでしょ。その頃にこの歌詞を書けるのって、プロだよね。
トミー
実際別れて、同じ道を歩いた時に目に入る景色が、当時と全く違うはずなのに、でも、変わらずそこにあるように見える。
変わったのは自分と、隣りにいない人。
涙が出ても振り返ってもいないものはいないって納得させるための歩きなんだよな。
師匠
いい別れ方かどうかはわからないけど、でも、忘れたくない思い出に昇華できるってのが80年代の別れの曲とは随分違うのかもしれないな。
メグ
そうよね。
忘れる/忘れられない
取り戻す/引きずる
恨む/耐える
みたいな痴話事情を表に出さない強さがあるし、それは森高千里さんが強かったわけじゃなく、まして男性に対して弱かったんでもなく、相手と対等な関係を築けていたという1990年代以降の男女感ってのを見ることができるのかも。
トミー
そうか、どこか勝ち負けみたいなところがあるもんな。男は別れるときに「お前に負けたよ」みたいな歌詞を書いちゃうし、女性は女性で「捨てられて」とか「今でも待ってる」みたいにしちゃう。
この曲は男が気が変わるのを「待たない」し、自分がもう一度男に縋り付くようなこともする気はない。
でも、悲しいし、思い出はいっぱいだし、振り返ったらいてほしい。それを時間の経過で復縁できる可能性を「信じている」だけ。
師匠
「待たない」けど「信じている」は少し矛盾してるけど、でもね、これ復縁を期待しているよりは、過去を否定しないための信頼って考え方だよね。
あの時間は本物だった、間違った選択はしていなかった、自分なりにちゃんと愛した
そういい切れる清さなんだと思う。
別れた後の自分が「自分らしくいられるか」がこの当時の女性像に見えるんだよね。
メグ
もちろん、心の何処かに、多分無理だけど、やっぱりいい男だったなぁみたいな感じが見える、軽い未練ってのが見えて人間っぽいんだよね。
悲しいけれど、そこまで男に依存しない。ファンも嬉しい感情かもね。

「行動力の塊」青春


師匠
カップリングも失恋のあとだし、もしかすると「道」から繋がってる世界かもしれないけど、行動力で吹っ切るんだよ。
まだまだ「女子社員」で給与や待遇に差をつけられていたとは言え、当時の女性社員の行動力みたいなのを感じるんだよ。大学生が「バイト」でそこそこ稼ぐなんて時代でもある。
メグ
CD聴いて原付乗ってプリプリ聴いてるのが最高!
男と別れて「ほんとの 私の青春かな」って少し強引な「忘れ方」をしてるのが、なんか共感できる。

青春
森高千里
1987/7/25 528967172

「青春」森高千里
作詞:森高千里
作曲:斉藤英夫
編曲:斉藤英夫
日本テレビ系土曜グランド劇場「いけない女子高物語」主題歌
トミー
原付から中古とはいえ外車にステップアップだぜ。1980年代やっとこさ軽自動車に乗る女の子がでてきて、基本的には男の子の車に乗っけられて移動って時代にさ、自分で外車買ってパソコン買ってって、散財で忘れる感はあるけどな。
挙げ句にロンドン行っちゃう。でもそのくらい忘れるのは大変だって相手だったんだろうな。
これ、ミニとかポロあたりか?彼氏と同じってくらいだからなボルボ240エステートとか乗っててほしいけど燃費が凄いからな。
師匠
あはは、歌詞から車両を想像するのも面白いな。
彼氏が乗ってた系でお値段考えるとBMCミニっぽいけど、なんたって維持費かかるからな。「青春」感はあるけど、故障が多いから実用性根性論じゃねぇか。
とはいえ、ブリティッシュグリーンのミニでドライブ行って、すぐエンジンかからなくなってJAF呼ぶのもまた青春よ。でもJAFに電話しても彼氏には電話しない・・・でほしいな。
メグ
そうか、1970年代に山口百恵さんが「真っ赤なポルシェ」に乗って、でも、それは「イメージ」だよね。実際当時乗れるようなクルマじゃなかった。
森高千里さんは自分で選んで中古の外車を買って維持する決心があって、今は長澤まさみさんが中国の電気自動車の宣伝してるって時代か。今は外車選ぶのも生活の延長だし、女性が運転するのを誰も疑問に思わない。
それにしても彼氏と同じクルマって意識返しよね。
師匠
少し依存気味というか、束縛癖みたいな彼氏だったんじゃねぇかな。反動が大きすぎる。
ゲームやアニメ禁止で育った子が、社会人になって廃人のごとく買い込んでやりまくっても、時間は戻らないし実はその欲求は埋められない。 クルマもロンドンもパソコンもきっと彼氏の思い出を埋めるには遠そうだ。
メグ
そうね、音楽の趣味に口出しして、友達関係も制限してたように見えるから、師匠が言う束縛系彼氏説は結構当たってそう。
いつの時代にもいるのよね。
だから行動と所有と、移動と情報を一気に取り戻しに行ってるじゃない。
でも、欲求は埋まらないよね。
この頃のパソコンってネットでSNSじゃないもんね?
師匠
そうだね。パソコン通信はあったにしても女性比率は1%もいなかったんじゃないかな。SNSなんてまだまだ先。パソコン買って何ができるか?って言われるとまだワープロとか表計算とか?
実は歌詞の組み立てとプログラムは共通項がありそうなので、森高千里さん伝説のプログラマだった説はありだ(笑)
でも、既にグラフィック系のソフトもあったし、音楽系もできてた、動画はちょっとまだ早かったな。当時のMac、それこそ外車変えるくらいお値段張ったからな。
トミー
真夜中にパソコンに向き合って「電話なんてしない!」とかいいながらプログラム書いてるって想像しちゃったじゃねぇか。
誰かプリプリに触れてやれよ(笑)
師匠
あはは、プリンセス・プリンセスは1989年から1991年くらいが絶頂期かな。DIAMONDSとかどこでも流れていた。当時の女の子がDIAMONDS聴きながら自己肯定感を上げていたと思うと、選曲最高なのよ。
そういう1990年の空気感を感じながら聴くのもいいな。

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