【1984年】モニカ 吉川晃司
~“負けてない男”が歌う、季節外れの勝利宣言

あの一曲をトーク 1984年 冬 2月 吉川晃司 師匠 トミー アイ

目次
  1. そもそも「モニカ」ってなんなのさ?なモニカ
  2. 今夜?明日?出発時刻の定めない真夜中のストレンジャー
さて、いつもの二人とAIの夜はまだまだ続きます。
やっぱり「直感的な言葉」の曲をかけないとね。いや、言ってませんよ。

曲は夏なのに真冬の一曲なので、今日は瓶のコロナとライムをさして、さむーい会話を聞いていきましょう。

木曜日のタマネギ - 楽曲検索:モニカ 吉川晃司
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そもそも「モニカ」ってなんなのさ?なモニカ


トミー
きたー吉川晃司!当時さ、紫のスーツとか着て歌ってたんだぜ。そういう服装が流行るずっと前だ。それこそ短ランだ長ランだって時代にすらっとしたスーツって格好良かったよな。
急に短ラン格好悪いなぁって思っちゃった。
師匠
あはは。確かにデビュー当時の吉川晃司さんってさ、水球の選手だったって触れ込みもあって上半身のガタイが異常にいいんだよな。
結果立ち姿が逆三角形。足の細さが目立つし足を蹴り上げる所作が格好良く見えるわけよ。
男性アイドルのイメージをすべて覆してるもんな。
笑顔はほとんど見せないし、親しみやすさはない、目つき悪い。でもアイドル枠じゃん。
ビーバップ的不良を横目に絶対悪そうで強そうなラスボス。
ジャニーズアイドルとも完全に差別化できてるもんな。そりゃ今も俳優としての重鎮としていられるわけよ。その片鱗がデビューからあった。

モニカ
吉川 晃司
1984/2/1 (3:41) 1809895549

発売:1984年2月
「モニカ」吉川晃司
作詞:三浦徳子
作曲:NOBODY
編曲:大村雅朗
東宝映画「すかんぴんウォーク」主題歌
アイ
じゃじゃーん。あれ、今日も二人なのか。全く禄に客の来ない店よね。
吉川晃司さんって、多分見た目の印象と違って芸能界では真面目だし、仕事熱心だと思うのよ。
意に沿わない仕事もいっぱいあったと思うし、ザ・ベストテンではスーツのままプールへバック転ダイブしたわけじゃん。
望まれたってなかなかできないのよ。
見た目より反抗してるふりが上手い人なんだと思うな。
トミー
そこで、デビュー曲なんだよ。
元々少し巻き舌気味に歌うからさ、テレビで聞いてたら「セックス!セックス!~もう2回!」って聞こえるわけじゃん。
お茶の間家族みんななんかソワソワしてな。
親父なんて、1回終わったあともう二回か?とか意味わかんねぇこと言ってるしカオス(笑)
師匠
あはは。そうだよな、たしかにこの曲なにがThanksなのかよくわかんないし、そもそもモニカってなにさ?モナカならわかるけどって感じじゃん。
ちゃんと歌詞読んだらモニカちゃんオレを捨てて他の男に行っちゃった、今までありがとうなって歌詞なんだけど、自信満々に歌うからフラれた曲に聞こえないんだよな。
これさ、Thanksがセックスに聞こえたのって、作家さん的にはわざとなんだろうけど、本人の身体と声がそう聴かせてしまう、受け取らせてしまうって凄みがあるんだとも思う。
アイ
もう、アンタたちまた中学生みたいなこと言ってるの?頭ン中エロばかりじゃん。
でもね、吉川晃司さんって
・映画は与えられた
・曲も与えられた
・露出も多かった
でも
👉 どう立つか
👉 どう動くか
👉 どう歌うか
は、完全に本人なのよ。
だから
・誰の代役でもない
・量産型にならない
・次が想像できない
ニコニコしていなくても気を抜かない、余裕のように見えるけど、どこか飢えたハングリーさを感じるの。
それが特に女の子には刺さったんじゃないかな。
師匠
そうだな、「モニカ」は名曲ではないと思うし、完璧な曲でもない。
でもな、絶対忘れられない曲になったのは間違いないんだよな。1984年から1986年って芸能界が大きく変わる年とも思うし、その初期にこの曲が、この男が出てきたってことが芸能界の面白さなんだよ。
歌謡曲趣味では絶対に外せない一曲なんだ。
トミー
なるほどなぁ。
脳内エロが爆発してるのに、異様に爽やかな前向きさ。
でも、連呼してるだけって選挙カーに乗った運動員みたいなもんだ。「モニカ!モニカに清き一票を!」だ。
アイ
あはは。
トミーさん、たぶんね「Thanks」は感情じゃなくて“処理”なのよ。
アイちゃん的にはこう見る。
本当は
・悔しい
・情けない
・ムカつく
でも80年代男子は
👉 それを言語化しない
だから出てくるのが
Thanksの連呼=感情の丸め込み。

選挙候補者が
ありがとうございます!ありがとうございます!

って言うのと同じで、
中身より勢いと反復で押し切るやつ。

あとはね、モニカ本人に言ってない説
ここ、めちゃくちゃ重要。
この「Thanks」
👉 モニカ本人に向かって言ってない可能性が高い。
・モニカはもう
 → あいつと一緒
・主人公は
 → 車の中
 → 一人
 → カセット再生中
つまり
✨ 自分に言い聞かせてる「Thanks」。
・これで終わり
・文句は言わない
・俺は大人だ
……っていう 自己暗示。
だから一回じゃダメなの。4回言ってやっと飲み込める。
えっもうニ回?アイちゃんはつきあわないからなぁ。それセクハラ!

今夜?明日?出発時刻の定めない真夜中のストレンジャー


師匠
B面は映画のエンディングなんだけど、歌詞を読むと今夜出発するのか明日出発するのかわからなくてもやもやする。家主的にはそこハッキリしておけと(笑)
とはいえモニカの肩肘と胸板張っていた感じが少しだけ下がる感じが人間っぽいよな。
アイ
雨・夜・街=80年代不良の正装
この曲、
・激しい雨
・ネオン
・スクラップの街
・Lonely Nights
完全に
👉 都会に溶ける不良の美学。
ビーバップ系の
・仲間
・群れ
・ケンカ
とは違って
👉 一人で移動する男の物語。

だから
**本人としては“今じゃなきゃ出られない夜”**なんだよな。
「昨日まで/今夜まで」でもう戻れない
「今夜から/明日から」気持ちはもう出発してるの。

真夜中のストレンジャー
吉川 晃司
1984/2/1 (4:21) 1809895549

「真夜中のストレンジャー」吉川晃司
作詞:松尾由紀夫
作曲:佐藤健
編曲:大村雅朗
東宝映画「すかんぴんウォーク」挿入歌
トミー
こっちはエロに転ばないもんな。感情も誤魔化さない。
A面に比べると「迷ってる」わけじゃん。でも、男としてはこっちが強い、まだ出発しないだけで覚悟はあるもんな。
師匠
とはいえ別れる理由がいまいちハッキリしなくて、これ、出てくる男、一時的な女、風俗店とか女遊びしに行く感じだとすると意外とスッキリ読めるんだよな。
名前も未来も語られないもんな。本気じゃないけど情があるって1980年代の歌詞には盛られてるわけじゃん。
アイ
もぉ、そういうふうにしか読めなくなるじゃん。
「淡い想いに 傷つく Lonely Heart」
・本命の彼女じゃない
・でも客としても割り切れてない
どっちつかずの女の顔、見えちゃうんだよな。

清潔なふりした温度の違いみたいなのを感じだすと
・表向き:夢を追う男
・裏側:夜の女遊び/逃避
こんな二重構造を狙ってても不思議じゃないのかも。

だってさ、「街をKnockして 答えなくてかまわない」だもんね
・ノックする
・答えがなくても良い
・でも行く
ドアの向こうには誰かがいるのよ。

もぉ。師匠とトミーさんの脳内エロ感染ったじゃない!
トミー
あはは、AIのアイちゃんもわかる脳内エロ、馬鹿話と斜め読みが歌謡曲バーの醍醐味だな。
師匠!もう一杯コロナビールを!

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