【1971年】空に太陽がある限り にしきのあきら
~昼と夜は別の顔。それがアイドルとしての成功
あの一曲をトーク
1971年
冬
2月
にしきのあきら
師匠
たまオネ
メグ
目次
- 「愛してる」以外のメッセージは?「空に太陽がある限り」
- 恋の旅路
昔の曲って、素直すぎて嫌いだなぁって思ってた時期がありました。
今聴き直すと、なにか忘れていた素直さが癖になります。そう、当時もきっともっとひねくれた愛情を叫ぶような曲がいっぱいあった。その中でこのような素直な歌詞で表現していたんですね。
今日は少しアンバーな「真上の太陽」イメージのカクテルを。
ベース: ライトなウイスキー
割り: 強炭酸ジンジャーエール
アクセント: レモンピールを軽くひねるだけ
余計な装飾やリキュールに逃げないほうがこの曲には合いそうですね。はちみつとレモンスライスだけでノンアルも対応可能。
木曜日のタマネギ - 楽曲検索:空に太陽がある限り にしきのあきら
https://www.thursdayonion.jp/search.php?mid=46K6XAuh51U5FIKui5j1r7G5F0bm%2FWY15ONLXxXrKLs%3D
「愛してる」以外のメッセージは?「空に太陽がある限り」
もう、なんかこの曲照れちゃうよね。ひたすら「愛してる」って言われて、じゃぁいつまで?って聞いたら「空に太陽がある限り」でしょ。簡単に永遠って言わないのがいいんですよ。
なるほどな。今の感覚だと「二人でひとり」は個人って意味では微妙なんだろうけど、そのくらいの覚悟が必要ってことよな。
これ、日中だけの約束だったりしないのか?
空に太陽がある限り
にしきの あきら
1971/4/1 (2:41) 1537112053
発売:1971年2月
「空に太陽がある限り」にしきのあきら
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助
編曲:小杉仁三
そういうひねくれてる考えするの師匠だけですよ。
でも、ここまで優しいわかり易い言葉を使うって、飽きられそうとか言葉のフックで聴いてもらえなさそうだからさ。
この当時としても思い切った曲だよね。
☀️ 浜口庫之助の“引き算の美学”
浜口先生って、
メロディも言葉も、とにかく平易。
・難しい語彙を使わない
・音域も広げすぎない
・フレーズが短い
・同じ言葉を繰り返す
これって作る側からすると実は怖いんだよね。
装飾でごまかせないから。
「愛してる」をここまで連呼して成立させる胆力。
しかも、
「君と僕は 二人でひとり」
これもまた直球。
文学的ではない。
でも心に残る。
たしかになぁ、文学的じゃないというか、本当に好きな人と付き合えたときの喜びってこんな感じなんだろうなって思い当たるフシもあるんだよ。
それ以上に誰でも口ずさめるメロディだよな。そりゃ後年にCMで使われるわけだよ。
底抜けに明るいです!大好きです!愛してます!って顔が語る感があるじゃない。
テレビ受けに必要なのはそういうストレートな肯定なのよ。
それが今のテレビに足りないのかもね。難しい顔して批判するばかりだもの。
このあとも明るい時代が続くって「右肩上がり」感があるんだよな。
明日に迷いがない。
それを信じてるから批判をする必要がないんだよ。
空に太陽がある限り
って言えば、
終わらない感じはある
でも宗教的でも哲学的でもない
ただ明るい
“永遠”を直球で言わずに、
自然現象に預ける。
これ、浜口庫之助の大衆感覚の天才性だと思う。
🌅 夜を排除する設計
夜を想像させないって、すごいよね。
夜=
・孤独
・不安
・別れ
・影
それを完全に歌詞世界から外してる。
だから子供が聴いても安全。
大人が聴いても屈折しない。
“影のない歌謡曲”。
1971年という時代に、
これはとても機能的だったはず。
太陽が沈んだらどうなるんだろう?って捻りがあるのが子どもとは違う大人の世界なんだよ。
この隙間が完全な子供向けにならない、背伸びした子供にも刺さるのかもしれないよ。
恋の旅路
A面の明るさに対してのB面の渋さって面白いね。
B面は夜、恋の旅ですよ。いくら1970年代でも渋すぎるよ。
にしきのあきらさんは、当時精悍な顔つきでさ、スポーツも万能。バラエティな笑顔の親しみやすさってこの当時はあまりなかったんじゃないかな。
でも、紅白も出て幅広い世代に人気があって、どういう曲でも歌いこなすんだって浜口庫之助さんに従事してたわけじゃん。
長く歌手をやって欲しいならばいろんなタイプの楽曲を録音しておきたかった。
この曲はA面とすっかりイメージが違うけど、「リサイタル」で使いやすそうな曲だもんね。
恋の旅路
にしきの あきら
1971/4/1 (2:41) 1537112053
「恋の旅路」にしきのあきら
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助
編曲:小杉仁三
🧭 「旅路」という言葉
タイトルに“旅路”。
これがもう昭和だよね。
・すぐ会えない距離感
・手紙の時代
・電話も気軽じゃない
だから“帰る”って言葉が効く。
「旅路はどんなに 遠くても
いつかかえるさ あの娘の胸に」
これ、希望はあるけど保証はない。
A面の「太陽がある限り」と違って、
B面は“時間”を引き受けてる。
そう、この曲では少し自信のなさを歌うんだよね。A面であまりにも揺るぎない自信を見せていたけど、そういう少し弱い感じに女の子は魅かれちゃうって感じがする。
そういう2面性を繰り返されるとね。。。
昼と夜は別の顔。それがアイドルとしての成功なのかもな。
元気印だけのアイドルだけにしないという浜口庫之助さんの意識があるのかも。
「好青年」って言葉を使えるし、そして年令を重ねた今も2曲とも歌えるし違和感がないんだよ。
熟年の回想ソングとしても成立する。
今回はデビュー・アルバム「'71の太陽」を紹介するけど、これが意外とというか、いいんだよ。是非!
【1999年】Memory 青春の光 モーニング娘。
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