【1994年】愛が生まれた日 藤谷美和子・大内義昭
~藤谷美和子さんのドラマと歌手のギャップ萌え
あの一曲をトーク
1994年
冬
2月
藤谷美和子
大内義昭
師匠
たまオネ
メグ
目次
- 1990年代のスタンダード・ナンバー「愛が生まれた日」
- シャンパーニュな「わずかの涙」
今日は、ハッピーラブソング系な1曲を。
そういえば昨今デュエットってあまりないですよね。どうしても2人の関係なんかをごちゃごちゃ言われそうだしね。
この曲にはキールロワイヤルかなぁ。
シャンパンの華やかさはある。
でもカシスの酸味が少し影を落とす。
甘いけど、どこか切ない。
木曜日のタマネギ - 楽曲検索:愛が生まれた日 藤谷美和子・大内義昭
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1990年代のスタンダード・ナンバー「愛が生まれた日」
(お店のドアが勢いよく開いてメグちゃん登場)
師匠!聞いて下さいよ。あのハゲ上司「メグちゃんお客さんとデュエットしてきて!ねっねっ!」ってわたしゃホステスじゃないんですよ!もうデュエットって嫌なんだよね。
あはは。確かにデュエット強要文化はもうとっくの昔に無くなったと思ってたよ。
メグちゃんとこ、まぁまぁ老舗だから、お客さんもデュエット文化なのかしらね?でも今は逆にセクハラ疑惑される方が居心地悪いからな、男性的にもデュエットは断る方向性だ。
で、その中間点は「愛が生まれた日」じゃないかな。
愛が生まれた日
藤谷美和子 & 大内義昭
1994/2/21 (5:20) 1712831430
発売:1994年2月
「愛が生まれた日」藤谷美和子・大内義昭
作詞:秋元康
作曲:羽場仁志
編曲:萩田光雄
日本テレビ系ドラマ「そのうち結婚する君へ」挿入歌
そうねぇ。
■ デュエット=昭和の社交装置
まず大前提として、
昭和〜平成初期のデュエットは「歌」じゃなくて儀式だった。
「銀座の恋の物語」
「居酒屋」
あれはラブソングというより、
✔ 上司がマイクを握る
✔ 若い女性社員が隣に立たされる
✔ “場が温まる”
という宴会の演出装置。
歌唱力は二の次。
役割を演じることが重要だった。
だからこそ“強要”という歪みも生まれた。
1980年代ってデュエットソング全盛じゃない?
私だって「銀恋」「居酒屋」は知ってるもん。でも、あまりにもその歌詞がさ、今の会社関係の人と唄ったら不適切よね。
そうね。
■ 1994年はまだグレーゾーンの時代
1994年はまだ
「まあ、歌ぐらいさ…」
が通じた最後の世代。
セクハラという言葉は広まりつつあったけど、
社会常識として定着するのはもう少し後。
だから
🎤 ハゲ上司(←愛を込めて言うぞ)
🎤 若い女性社員
🎤 デュエット曲
という光景は、確かに存在した。
でもね、この曲は少し違う。
■ この曲が“銀恋”と違うところ
「銀恋」は疑似恋愛。
場のノリ。
でも「愛が生まれた日」は
永遠が始まるよ
ここまで言い切る。
人生を賭ける宣言。
つまりこれを宴会でやると、
ちょっと本気度が高すぎる(笑)
だから実はこの曲、
✔ カップルが本気で歌う
✔ 結婚式の余興
✔ 本気で口説いてる二次会
こういう場面にシフトしていった。
昭和型デュエット文化の終盤でありながら、
次の“個人の恋愛”に移行する曲なんだよ。
そうだよな。
この曲さ、恋人同士が結婚決めたハッピーラブソングなわけじゃん。
でも、曲は少しトーン落として明るくしない。どこか「祈り」だよな。
つまりさ「祝福」じゃなくて「誓い」あくまで自分たちが主体なんだよ。
そうすると「デュエット文化」に合わない。
時代背景を整理すると:
1️⃣ 男女の上下関係の揺らぎ
2️⃣ 宴会文化の衰退
3️⃣ カラオケの「個人化」
4️⃣ セクハラ概念の定着
デュエットは
“場の共同体”が前提。
でも90年代後半からは
「自分が歌いたい曲を歌う」文化へ。
これ、実は社会の成熟なんだよな。
■ それでも残った理由
それでも「愛が生まれた日」は残った。
なぜか。
曲がちゃんとドラマチックで、
男女が対等だから。
疑似恋愛じゃない。
対話なんだ。
だから今でも歌われる。
そうか、この曲は対等なんだ。だから二人が「あなたとならば」「君とだったら」だもんね。
このあたり秋元康さんあざとい(笑)
主従みたいな感じがないのが90年代だし、この曲を上司とデュエットでは歌いたくないなぁって思っちゃう。
そうだよな。
ふとした女の子と歌うのもちょっとテレが出る。余興でやるような曲じゃないもんな。
「心に秘めたスタンダードナンバー」って言えるような気がする。
逆を言えばそう思えたのはドラマの関係性とかこの二人だからこそだよな。
藤谷美和子さん、ドラマでは少しふにゃ~とした感じなんだけど、歌うとがっちり歌手なんだよ。
そして結婚を機に芸能界を引退されている。
そうね「生きてきたその理由を」とか言っちゃうくらいだからさ。余興には重いもんね。
藤谷美和子さん自身のプライベートを思うとフィクションというより、人生のエピローグを背負った歌なのよ。
余興に向かない名曲。
だからこそ使い古されずに生き残ってるんじゃないかな。
シャンパーニュな「わずかの涙」
カップリングも聴いていこう。こちらは藤谷美和子さんのソロ。秋元康さんの歌詞が毎度ちょっと気持ち悪い(もちろん褒め言葉だ)
シャンパーニュだぜ。シャンパンって言わない。バブルの残り香だよな。
シャンパンのきらびやかと恋の終わりのコントラストを楽しむって寸法だ。
タイトル曲で永遠を語り
カップリングで終わりそうな恋と最初のウソ。
時間軸が多分逆なのよね。
わずかの涙
藤谷美和子
1994/2/21 (5:01) 1712831430
「わずかの涙」藤谷美和子
作詞:秋元康
作曲:後藤次利
編曲:後藤次利
コーラスアレンジ:高尾直樹
秋元さんの湿度の出し方なのよね。
具体的なのに確信を言わないから、聞き手が補完するのよ。
なんかさ、スティーブン・キングのSF小説の感じがするの。
クルマの細かい車種とかスーパーマーケットの中の食品のブランドとか細かい描写があるのに、
起きていることがちゃんと説明されない恐怖。
読んでいる人の脳内補完が人によって違うからね。
通信手段の発達と恋愛って歌謡曲趣味の醍醐味だよな。
秋元康さんはそれを取り入れる。だからポケベルなのか留守電なのかLINEなのかはともかく、言い訳のメッセージが入ってることはわかるし、どの世代が聴いてもあまり違和感がないんだろう。
だからこそ細かい描写をする、でも感情はちょっとぼやかせて。
永遠と過去形という2曲の対比、これ、同じカップルの話だったら、スティーブン・キングなみのなかなかの恐怖だ。
ドラマはいつもホラーなのよ。
どれだけ恋愛が成就しても柱の陰から覗く女の人を加えたら次のドラマにつながるの。
シャンパンとネオン
Don't disturbとメッセージ
最初の嘘と「ずっとウソ」
ひやぁ。ゾクッとしてきた。
嫌いな上司とデュエットしながら「嘘」を嗜み意のままにってのも女の子の強さなのよ。
ねっ師匠(笑)
怖いこと言うなよ(笑)ここじゃデュエット強要しないからさ。
あれ、スマホに謎の通知が・・・
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