【1991年】It's my JAL KATSUMI
~赤い方の航空会社

あの一曲をトーク 1991年 6月 KATSUMI トミー メグ

目次
  1. どこに誰と行く?「It's my JAL」
  2. JALじゃない「It's my dream」
  3. It's my JAL インストルメンタルバージョン
そりゃ青い航空会社のCMにこの曲タイトルはないわな。
とはいえここまであからさまに企業ブランド名が入ってる曲というのもなかなか珍しいのであります。

お空の上で飲むお酒は酔いが回りやすいので、今日は低アルコールを。
カルピスビアにしましょうか?
・アニゼット   10ml
・カルピス・原液 20ml
・ビール     Full
こんな感じで。

木曜日のタマネギ - 楽曲検索:It's my JAL KATSUMI
https://www.thursdayonion.jp/search.php?mid=mqPv56Grfh5tpdupAPJICB9lQWjhhjjD3mLoYxlqDTg%3D

どこに誰と行く?「It's my JAL」


メグ
あからさますぎるじゃないですか。
これでANAのCMソングでしたってことはありえないわけで。
でもさ、CMソングだけに曲の中の人はすべて空想「こうなったらいいなぁ」だけで、実際の彼女すら存在していないんじゃない?
トミー
まぁな、メグちゃん、でもさ、大人には大人の事情ってもんがあるのさ。
「どこへ飛ぶ」のか。
「誰と旅をしている」のか。
「今どこにいる」のか。
全部ぼかしてある。
聴いてる人は自分の行きたい沖縄なり北海道なりを想像して「どっか行きたいなぁ」っておもうようになってるのさ。

It's my JAL
Katsumi
1991/6/25 (5:00) 1801570522

発売:1991年6月
「It's my JAL」KATSUMI
作詞:渡辺克巳
作曲:鈴木キサブロー
編曲:T-OUT
JALイメージソング
メグ
沖縄でもなく北海道でもなく、その代わりに並ぶのは、
・Mysterious place
・Sparkling Sun
・Sky is blue
・遠い空の向こう側
というイメージだけ。
これはJALのCMとして考えると、とても理にかなっているってことなのね。
「ハワイです!」とか「ニューヨークです!」と限定してしまうと、そのキャンペーンが終わればおしまい。
だから、どこへでも飛べる歌になっているんだね。
トミー
企業がCM打つって大変なんだよ。
そこにはターゲットも予算もちゃんとあるけど、それはCMには映さないし、まして曲には全くだ。
本当は若い男女が一緒に乗ってくれるのがいい。
「君が僕のそばに居て 見つめあい微笑む 夢を見たよ」とあるけど、実はその前までは「君」が一切出てこない。「君」が現実なのか、未来なのか、夢なのかが分からない。
旅先で捕まえてもいいんだよって話だ。つまり、「こういう旅ができたらいいな」という理想の映像なんだ。
メグ
実際に飛行機に乗る理由は、出張かもしれない。実家へ帰るだけかもしれない。一人旅かもしれない。
でもCMでは、「旅は人生を変える。」という夢を売るのよね。
3人がけの座席でカップルと通路側に一人出張のサラリーマンが乗って満席になるのが最高に都合がいいんだろうし。
この曲も、恋愛というより「旅への憧れ」を歌っている気がする。
トミー
なんといってもさ、
・ときめく
・感じる
・きらめく
・感じる
ってうまく作られてる。
「見る」じゃない。
「行く」でもない。
全部、心がどう動くかなんだ。
師匠じゃないんだから飛行機そのものに乗ることが目的じゃない。
離陸前から、「何か始まりそう。」という感覚を売る商品なんだよね。
メグ
そっか。「ときめく」で期待。
「感じる」で実感。
「きらめく」で景色が広がる。
さらに「感じる」でまた自分の心に戻る。
外の景色と内面を行ったり来たりしているのね。
トミー
電車は「目的地へ行く」乗り物。
車は「自分で運転して行く」乗り物。
でも飛行機は、搭乗口をくぐった瞬間から日常を離れる儀式みたいなところがある。
だからCMソングも、旅先の説明ではなく、「胸の中で溢れそうな予感」を歌う。
そのほうが、北海道へ行く人にも、沖縄へ行く人にも、ハワイへ行く人にも、同じように響くんだろうね。

JALじゃない「It's my dream」


メグ
で、カップリングが歌詞の「JAL」をすべて「Dream」に変えただけの曲を入れてるわけね。
これ、他社の提供する番組で歌えるとか考えたのかも。
トミー
そう思うと、「ときめく」「きらめく」が「夢」って話だからな。
ずいぶん話が変わってくるじゃないか。
むしろ「It's my Dream」のほうが、恋愛にも人生にも当てはまる普遍的なフレーズになる。
まぁ、こちらが「元」なんだろうけどな。

It's my dream
Katsumi
1991/6/25 (5:00) 1801570522

「It's my dream」KATSUMI
作詞:渡辺克巳
作曲:鈴木キサブロー
編曲:T-OUT
メグ
これはレコード会社や広告代理店なら、十分考えていた可能性があるよね。
「CMではJAL版を流す。でも、歌番組ではDream版を歌う。」
そうすればスポンサーへの配慮もしやすいし、曲そのものも企業名に縛られず長く使える。
実際、「JAL」という固有名詞を「Dream」に置き換えるだけで、ぐっと汎用性が上がるんだから、なかなかよく考えられた作りだと思うんですよ。
トミー
そしてKATSUMIさん。
この頃のKATSUMIさんって、青空が似合う声なんだよな。
高く伸びるハイトーンが、飛行機が離陸していく映像にすごく合う。
そして、「Dream」でも合う感じがするんだよね。

It's my JAL インストルメンタルバージョン


トミー
ちなみにインストと言いながらカラオケじゃなくてアレンジ変えたバージョンなのが、当時のお金のかけ方かもな。
メグ
うわぁ~当時ジェットストリームとかでかかってたのかしら?
このアレンジ好きですよ!

It's my JAL instrumentAI Version
Katsumi
1991/6/25 (5:11) 1801570522

「It's my JAL インストルメンタルバージョン」KATSUMI
作詞:
作曲:鈴木キサブロー
編曲:本間昭光

【1984年】前略、道の上より 一世風靡セピア 同じカテゴリの記事 【1972年】せんせい 森昌子
top