【1972年】せんせい 森昌子
~「せんせい」と言うだけで年齢差・尊敬・別れ・成長・・・一語で表現してしまう。

あの一曲をトーク 1972年 夏 7月 森昌子 師匠 メグ

目次
  1. 実は交際したという描写はない「せんせい」
  2. ここでさよなら「太陽の花嫁」
今の世じゃ先生が生徒に手を出した淫行事件って扱いになりかねん。
当時の「先生」が品行よかったかは怪しいところだからな。でもそれじゃ歌にならんし。
でも、密かに先生に恋心を持つ生徒は今もいると思いたいんだよな。そして先生は当然手を出さないってね。

今日はお酒は無し。森昌子さんにお酒のイメージが無いんですよ。
そして教師と生徒の関係は喫茶店で向かい合うのもタブーな気がします。

木曜日のタマネギ - 楽曲検索:せんせい 森昌子
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実は交際したという描写はない「せんせい」


メグ
師匠、この曲は時代背景を抜きにしては語れない一曲なのよ。
今の感覚だけで聴くと、「先生に恋をする歌」という設定がおかしい!!
でも1972年なら「少女の憧れ」はあったのかも。
これさ、歌詞をよく読むと、実は先生の気持ちは一切描かれていないよね。
主人公が「慕いつづけた ひとの名は」と言っているだけで、
先生が応えたとか言わない。
師匠
あはは。でも、今でも先生に恋い焦がれる女学生がいてほしいんだよ。これは男の子の願望だな。
若干エロビデオのシチュエーションぽいけどな。

せんせい
森昌子
2022/9/7 1643875239

発売:1972年7月
「せんせい」森昌子 
作詞:阿久悠
作曲:遠藤実
編曲:只野通泰
メグ
何言ってるんですか!っていうか、配信は再録版じゃないですか!そういうのちゃんと記載してほしいなぁ。ネットの海で探すしかないか。
この曲は最後も
「恋する心の しあわせを そっと教えた ひとの名は」ですよ!
だから、「恋を教えてくれた」のではなく、「先生に恋をしたことで、自分が初恋を知った」という意味なのよ。
つまり、先生は恋の相手であると同時に、「初恋という感情」のきっかけ。
師匠
まぁ、女の子にとって人生で初めて「他人の大人の男性」ってのが先生だとすると、そういう感情もあるかもしれないな。
SNS時代とは違う他人との関係性。
今じゃSNSで見知らぬ男と連絡するのはわけもないし、逆に幼女趣味の男は排除対象だからな。
メグ
そうなのよ。日常で接する大人の男性って本当に限られていた。
・お父さん。
・親戚のおじさん。
・学校の先生。
・近所の商店の人。
くらいしかいない。
その中で先生は、
・毎日会う。
・話を聞いてくれる。
・勉強を教えてくれる。
・尊敬の対象でもある。
だから、思春期の入り口で「憧れ」が「恋」に近い感情へ変わることは、文学や映画でも昔からよく描かれてきたテーマなのよ。
師匠
でもさ、この曲に自分のクラスの気になる可愛い子を思い出しちゃった「先生」もいたかもしれないよな。
いつの世もクラスに一人ぐらいはっと可愛い子がいるわけでな。
メグ
でも、この曲には「遠くはなれる 連絡船」ですよ。
これは異動なのか、転勤なのか、あるいは離島の学校という設定なのか。
いずれにしても、先生は去っていく人なのよ。
だから恋が実る余地がない。
この「届かない恋」だからこそ、歌として成立しているのよね。
先生に抱かれて~なんて曲にしたらおかしいじゃん!
師匠
それが80年代になると「およしになってねTEACHER」になっちゃうわけでな。
1970年代の牧歌的な時代って思えばいいのかなぁ。

ここでさよなら「太陽の花嫁」


メグ
ほらぁ。やっぱりB面は配信がない。
せっかくの曲なのに、配信がないと大変じゃない。
これ、歌詞を読むとさ、小柳ルミ子さんの「瀬戸の花嫁」のアンサーソングみたいな雰囲気もありますよね。
「太陽の花嫁」森昌子
作詞:阿久悠
作曲:遠藤実
編曲:只野通泰
師匠
たしかにな、「瀬戸の花嫁」は1972年の曲だもんな。嫁ぐ本人と、瀬戸の花嫁では弟、この曲では送り出す妹って。
でさ、この曲、二番が実に阿久悠さんらしい。
「初恋の悩みも 打ち明けられないで どうすればいいのと言いたいけれど」
ここで「姉妹」の歌になるんだよ。
お姉さんは恋愛相談の相手だった。だから結婚して家を出てしまうことは、家族が一人減る以上に、少女の心の支えがいなくなる。
メグ
妹は義理のお兄さんになる姉の旦那様に全く興味がないってのも面白いのよね。
この歌って、お姉さんの結婚相手が完全に「存在しない」。
普通なら、
優しい人なのか。
遠くへ連れて行く人なのか。
どんな仕事をしているのか。
そういう情報が一つくらい出てきそうなのに、一切ない。
妹の視点からすると、「お姉ちゃんがいなくなる」それだけが大事件なんだ。
師匠
義兄になる人は、良くも悪くも背景。ってのが面白いよな。
「いつの日か私も 誰かに愛されて あのように美しくなれるのかしら」
相手の男性を見て「私もあんな人と結婚したい」とは思っていない。
見ているのは、花嫁になったお姉さん。
妹にとって憧れなのは男性ではなく、お姉さんなんだよね。
メグ
そう思うと「せんせい」にあこがれて、お姉さんの姿に憧れる幼い女の子って姿が見えるよね。
森昌子さん当時14歳だもんね。

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