【1998年】love the island 鈴木あみ
~南国リゾートなのに、少し物悲しいの

あの一曲をトーク 1998年 7月 鈴木あみ リョウ アイ

目次
  1. 時差は1時間!「love the island」
  2. 未来を向いて「明日、あつく、もっと、つよく」
CMソングだからな、夏は大胆にだ。とはいえ当時のアイドルらしい貞操は守られる。
彼氏と3時間飛行機に乗っていって「何もない」ってことはないからな。本当はね。そのあたりがよく練られた楽曲をご一緒に。

今日は
・ライチリキュール 20ml
・ブルーキュラソー 10ml
・トニックウォーター
・レモン少々
見た目は夕暮れ前の海。甘さの中に少し苦味があって、「一人きりで海をながめ」なカクテルを。
名前は何にしようかなぁ。

木曜日のタマネギ - 楽曲検索:love the island 鈴木あみ
https://www.thursdayonion.jp/search.php?mid=T6L6FnRX%2BJfBDM10GiV4u1PeDiR5aGO2oMkPl07PMu0%3D

時差は1時間!「love the island」


アイ
じゃじゃーん。
あらあら鈴木あみちゃんじゃないの。めちゃめちゃカワイイし、物怖じしない感もあるし、
嫌いって男の子はいなかったんじゃない?
1998年なんて昨日みたいなもんだけど、ちょっと懐かしいね。
リョウ
1998年というと、安室奈美恵、globe、TRFの流れを経て、小室ファミリーが一つの完成形に達していた頃。その中で鈴木あみちゃんは「等身大の女の子」を担当していた印象があるよな。
CMソングだから、グアムへ行きたくなる景色をちゃんと入れているってのがポイント。
・海を3時間ちょっと飛行機で飛び超えた
・空港ではきかえたサンダル
・綺麗に焼けていく肌
観光CMとして必要な要素は全部ある。

love the island
鈴木 あみ
1998/7/1 (4:55) 1535552326

発売:1998年7月
「love the island」鈴木あみ
作詞:小室哲哉・MARC
作曲:小室哲哉
編曲:小室哲哉
グアム政府観光局'98 CMキャンペーンソング
アイ
当時のグアムは、本当に「初めての海外旅行」の定番だったよね。
パスポートを取って初海外
・卒業旅行
・新婚旅行
・カップル旅行
・社員旅行
とにかく「海外に行くならまずグアム」という時代。
しかも、日本語が比較的通じるし、治安も比較的良いし、なにより3〜4時間で着くビーチリゾートだからね。
安心感が強い。
リョウ
でも、最近グアムはあまり聞かない感じだな。
今は旅行先も多様化してるし、アジア圏へのLCCも多いから、お手軽なのは
韓国(ソウル)
台湾(台北)
タイ(バンコク)
ベトナム(ダナン、ホーチミン)
シンガポール
って感じだもんな。
今はグアムは「近いけど意外と高い」という印象があるかも。
アイ
そう思うと、この曲を聴くと、単なる夏ソングじゃなくて、
「90年代のグアムブームそのもの」を閉じ込めたタイムカプセルみたいに感じるのよね。
「空港でサンダルに履き替える」という描写も、当時の旅行雑誌やパンフレットでよく見た「南国へ着いたらまず夏の格好に」という雰囲気そのものなんだよね。
今の若い世代には少しピンとこないかもしれない。
でも、1998年当時の人にとっては、「今年の夏はグアムに行きたいなぁ」と自然に思わせるCMソング。
リョウ
まず、あみちゃんのデビュー曲なんだよな。アイドルオーディションじゃなく「ボーカリストオーディション」出身だから、まず歌が先なんだよ。
声に特徴があるし、なによりカワイイもんな。みんなイチコロだったんだ。
そして、曲なんだよ。CMだから底抜けに明るいわけでもない、ちゃんとTKサウンドだしな。
アイ
当時はこの"デジタルなのに夏の湿度を感じる音"が本当に流行ったって感じよね。
今聴くと「時代を感じる」と思う一方で、その古さがむしろ1998年という時代の記録になっている。
多分イントロドンができない楽曲だと思うし。
そう思うと改めて聴いて楽しい楽曲よね。
リョウ
「はじめて夜空の下で 抱き合っていたい」とか歌うけど、でもアイドルだからここまで。
「抱き合う」で止める。
1998年なら現実には恋人同士でグアム旅行へ行けば、その先を想像する人がほとんどだろうけど、歌詞ではそこを一切描かない。
アイドルとしての清潔感を壊さず、でも「恋人と南の島」というドキドキだけは伝える。この絶妙な線引きは当時らしいね。
もし2020年代なら、もっとストレートな恋愛表現になるか、逆に恋愛そのものをぼかすかのどちらかで、このバランスはあまり見かけないかも。
アイ
だってさサンダルが「照れてる」なんて擬人化だよ。小室哲哉さんには珍しく少し文学的。
新品のサンダルを履いて、まだ歩き慣れていない。南国へ来た自分もちょっと気恥ずかしい。
そんな情景が浮かぶもんね。
リョウ
この曲って実は旅先の思い出を振り返っている歌なんだよな。
最後も「あなたを思い出しすぎている」現在形ではなく、「終わった夏」を回想している。
だから、爽やかな夏ソングなのに、どこか切ない。

未来を向いて「明日、あつく、もっと、つよく」


リョウ
カップリングのイメージがなかったから新鮮だな。
なんだろう、底抜けに明るさと可愛さがあったあみちゃんに対して、楽曲を落ち着かせていたのは小室さんなりの戦略だったのかもな。
明るい子の少し影を見せる。
アイ
そうね。最初っから晴れ渡る夏じゃない。
・湿気があって、
・雨が降りそうで、
・波も少し高い。
いきなり不安定な景色。
で、「一人きりで海をながめ」「一人きりで星をながめ」
主人公はずっと一人。

明日、あつく、もっと、つよく
鈴木 あみ
1999/3/25 (5:06) 1535552326

「明日、あつく、もっと、つよく」鈴木あみ
作詞:小室哲哉・ヒルマ弘
作曲:小室哲哉
編曲:久保こーじ
リョウ
「うれしさに素直になれず 無視したり」だもんな。あとで絶対後悔するやつ(笑)。
こういう等身大の描写は、小室作品の中でも結構好きな部類だな。
でも、底抜けに明るそうな本人が、実はそういう素直じゃない感じを持ってると思わせれば、もっと好きになっちゃうもんな。
アイ
恋をしているから、
「もっと素直になりたい」
「もっと本当の自分を見せたい」
という願望。だから「強い女の子」じゃなく、強くなりたい女の子なんだよね。
リョウ
小室さん、あみちゃんに「元気な笑顔の裏にある、少し不器用で繊細な一面」を歌わせたかったのかもしれないね。
そして、この曲の最後の一節が印象的。
「素顔だけじゃ 生きていけない」
17歳のアイドルが歌うには、少し大人びたフレーズだよね。
アイ
そう。恋愛だけではなく、人前では強がってしまう気持ちや、本音を隠してしまう自分も重ねられる。
だからこの曲は、単なる夏の恋の歌というより、明るいイメージの鈴木あみに少しだけ陰影を与える役割を持ったカップリングだったように感じるの。
小室さんと鈴木あみスタッフが練りに練ったって感じがするのよね。

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