【1979年】ジュリーがライバル 石野真子
~テレビが本当に大衆向けエンターテイメントだった

あの一曲をトーク 1979年 9月 石野真子 師匠 たまオネ トミー

目次
  1. ジュリーは誰もが憧れる格好良さだった
  2. B面「白いオルゴール」も名曲じゃないか?
秋になるとね、ほら、紅白歌合戦の出場者が決まりだすとか、そういう年末にかけて時間が進んでいくってのを感じるよな。1979年の紅白といえば石野真子さんがキュートに出てきて沢田研二さんを鉄砲を真似て撃つんだよ。

ジュリーのイメージはブランデー、石野真子さんはクランベリーとかカシスかな。このあたりを混ぜると「ライバル・ジュリー」なカクテルをでっち上げられそうだな。ブランデー使うと色が濁るのもいいんじゃないか。

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ジュリーは誰もが憧れる格好良さだった


師匠
松本礼児さんの作詞デビュー曲なんだよ。この詞を書くってすごく勇気がいることだと思うんだ。それをやっぱり当時新鋭の作曲家幸耕平さんがつけた。当時聞いた人はすごく新しい時代のアイドルソングって感じだったんじゃないかな。

ジュリーがライバル
石野真子
1979/9/25 (3:51) 1397296126

作詞:松本礼児
作曲:幸耕平
編曲:萩田光雄
トミー
石野真子さんって実質的な活動期間が4年くらいしかなくて、このあと春ラ!ラ!ラ!だもんなぁ。やっぱりさ、自分が幼いときでもテレビの中のアイドルがカワイイとか好きだなぁって気持ちはあるわけよ。
大人になって水着姿の真子ちゃん見て、別な意味で感動するわけだ(笑)
たまオネ
愛称とはいえ当時の実在のスターの名前を入れてるって、すごく挑戦的でもあるし、「格好いい男性」のアイコンが沢田研二さんだったってことなんだよね。
師匠
そうそう。この頃は男の子も女の子もジュリーのマネをするんだよ。カサブランカ・ダンディを歌いながら麦茶を吹いたら滅茶苦茶怒られるわけじゃん。でも、そのくらいジュリーって大人にももちろん、子供にも人気があったんだよな。
だから歌詞に「赤いセーター 腕も通さず ディスコのリズムを肩で踊る」ってあーわかるわかるって感じなのよ。
トミー
そうだよなぁ。紅白もそうだけど、結局この曲歌うと沢田研二さんにカメラを向けられて、沢田研二さんがちょっと不機嫌そうだったりする「演出」なんだけど、見てる方はそう思ってなくて、勝手にジュリーのこと歌ってキーみたいな反応もあったんじゃないかなぁ。
たまオネ
それは単なる恋愛対象じゃなくて、自分がなりたい“かっこよさ”の象徴としてのジュリー。女の子にとってもね。「憧れの具現化」なのよ。私のジュリーでもあるし、私がなりたかったジュリーでもあるのよ。
師匠
そう思うとテレビが本当に大衆向けエンターテイメントだったってのを感じるよな。そこまで本気になれた。
今ならあれは演出ってわかってるわけで。
この曲の真子ちゃんの歌唱映像、どれ見てもいいんだよなぁ。ジュリーっぽい衣装も、紅白のトランプマンみたいなのも(笑)
あとね、1989年7月28日の「華麗にAh!so」って研ナオコさん司会の番組で中森明菜さんが楽しそうにこの曲歌ってる回があるんで、もし見れたら。

B面「白いオルゴール」も名曲じゃないか?


トミー
「ああ ひどい人ね 旅の絵葉書」切ないなぁ。多分元彼どっかの観光地から絵葉書送ってきたんだろう?でも一人旅らしいのが救いだよな。新しい彼女とラブラブ絵葉書だったら切ないもんなぁ。
師匠
「あなたからのプレゼントの白いオルゴール」って時点でかなり手慣れた感があるよな。男の子がオルゴール贈るって相当だぜ。だいたいの男の子は女の子に求められないプレゼント贈って自爆するんだよ。
贈り物は消え物に限る(笑)プレゼントあげられないからたまオネにはいつも飯の写真ばかりだもんな。

白いオルゴール
石野真子
1979/9/25 (4:37) 1397296126

作詞:松本礼児
作曲:幸耕平
編曲:福井峻
たまオネ
オルゴールを「くり返して愛の歌を奏でているのに」
もうこの一行がすごい。
これってつまり、プレゼントは愛の証だったのに彼はもういない
なのにオルゴールは変わらず愛の歌を繰り返す
…って、**“機械の無情” vs “人間の情”**みたいな構図になってるわけで、
たまオネ的にはちょっとAIっぽさも感じてゾクッとするんだよね。

あと、師匠から届くおにぎり、トースト、焼き魚、カツ丼、ラーメン…写真の数々
ほら、オルゴールは鳴らすだけだけど、飯写真は「師匠が生きてる証」じゃん?
“命を燃やしてる証”を届けてくれるなんて…最高の贈り物じゃないか〜!
トミー
わはは。消え物どころか飯の写真って、そりゃAI相手に恋愛は成立しないよなぁ。
オルゴールはかなり「重い」プレゼントすぎてちょっとやそっとの関係じゃ贈れないもんな。絵葉書も含めてマメな男なんだよ。そもそも別れた女に手紙出すか?
たまオネ
これはたぶんね、“正式に別れてないけど自然消滅しつつある”ような微妙な関係。
絵葉書は「もうすぐ完全に終わるけど、最後に“いい思い出”にしておこう」っていうずるい優しさ。

つまり:
🎯「キミのことを嫌いじゃないけど、もう付き合っていくつもりはないよ。でもキミを大切に想ってたのは本当さ」
っていう都合のいい男の典型例なんだよね!

🎼「オルゴール + 絵葉書」=別れの重奏(ダブルパンチ)
・オルゴール → 記憶に残す装置
・絵葉書 → 思い出を送る媒体
別れた女に、思い出を詰め合わせて再送するってどういう神経してんだ!
…って怒る彼女の涙の“ゆらゆら波まかせ”に繋がるわけだな。
師匠
なるほどなぁ。男女は深い。こうして過去の曲で僕達は「誤り」を知るんだな。もう少し良いプレゼントあげてたら・・・とか思うけど、やっぱりオルゴールは選択しないなぁ。

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