【1988年】自分についた嘘 永井真理子
~嘘つきな私も、私だ。
あの一曲をトーク
1988年
秋
9月
永井真理子
師匠
たまオネ
リョウ
目次
- バブル絶頂期に、「いいひと」が蔑まされる
- heartに欠けてるNaClなカップリング
秋になると自己肯定感が少し失われる感がありますね。なので、少し元気な曲を聞いていくのもいいんじゃないでしょうか。
今日は白ワインベースで、ピーチリキュールとレモン、トニックウォーターって少し雑なカクテルを。嘘じゃないんですよ、本気でいるから楽しいんです。
木曜日のタマネギ - 楽曲検索:自分についた嘘 永井真理子
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バブル絶頂期に、「いいひと」が蔑まされる
最近さ、すすきの界隈も傍若無人なわがまま客が多いんだよ。まったくなぁ、少し遠慮とか無いんかねぇ。
まぁ、仕方ないよ、自分にウソをつくなって、自己肯定感上げていこうぜっていうのが今時なんだよ。戦ってきた歴史でもある。かといって何やってもいいとは教えていないんだけどな。
今はうるさく言うと面倒くさいからさ。ここで愚痴吐いてるくらいでいいんだよ。
いつの頃からか、自分を少し我慢するようなことが、嘲笑というかコスパやタイパ悪いみたいになっちゃったのがあるんだよな。相手に譲っても真面目にやってこそじゃないかと思うんだが。
自分についた嘘
永井真理子
1988/9/27 (3:47) 1780274975
作詞:亜伊林
作曲:谷口守
編曲:根岸貴幸
「いつも誰かに道をゆずり ためらいがちに歩いてる それをあなたはやさしさだって 言ってるけれどもホントは違うでしょ?」まぁ、自信が無さすぎるのもまた困るんだけどな。
作詞の亜伊林さんは三浦徳子さんの変名なんだよ。アイドルに歌わせる楽曲とは少し印象が違うっていうのはある。アイドルがなかなか出てこない時代にアイドルでもない、ニューミュージックやシンガーソングライターとも違う出現をしたのが永井真理子さんだよね。「ガールポップ」的ではあるけれど、あまり類を見ないと言っていい。
「瞳の輝きどうして失くしたの 自信過剰その位でいい 夢をつかむ時のエナジー」あくまで自信を持つことは自分にとってのエネルギーって話だからな、わがまま放題でいいなんて一言も言ってないんだが、このあたりが昭和歌謡と歌詞の差があるよな。
彼氏的な相手がいて自分が変わっていくって歌詞から、自分で変えていくって歌詞に変わっていくんだよ。
平成は「自己表現」や「自己肯定」が肯定されていく時代だったけど、その反面、他人との摩擦を避ける“無責任な自由”も蔓延した感があるよね。
それが、「自分の心を守ること」にもなった、他人の意見は「参考程度」ってなったのは良い面ではあるよな。他人に人生変えられたなんていうのはよく聞いたわけで。
永井真理子さん自身が自分を変えていこうと飛び込んでいった、活発な女の子ってイメージもあったわけで。
あら、また師匠が好きなショートカット女子じゃないですか。
ショートカットの似合う女性って、どこか活発で正直で、「飾らない」印象があるよね。永井真理子さんはまさにその象徴。可愛いのに媚びない。泣くけど立ち止まらない。
だから、
・少し背伸びして恋愛に踏み出す10代、
・社会に出て揺らぐ20代、
どちらの女性たちにも**「あたしもこうありたい」**って思わせたんじゃないかな。
今だからこそ響く人が多いかもしれないな。自分に嘘ついても「綺麗になんかなれない」「素敵になんかなれない」って、かなり鼓舞される。かといってわがまま放題リスペクトなしはダメだぜ(笑)
「自分に嘘をつかないこと」は「自分勝手になること」じゃない。
heartに欠けてるNaClなカップリング
カップリングも面白いね。塩コショーって中華料理に振る感じだけど。甘すぎる関係も疲れちゃうじゃない?
配信がないので聴きにくいんだけど、この曲結構攻めてるよな。
やっぱり今のほうが合ってるというか、時代が早い感じがする。そう思うと三浦徳子さんって時代を見つめる天才だよなって思うんだ。
Pepper And Salt 永井真理子
作詞:亜伊林
作曲:谷口守
編曲:根岸貴幸
解釈が色々できそうだけど、いつの世も「自由」ってのはなくて、自分の自由になることは僅かなこと。
でも、思い出すとそれが若さだったなとも思うし、あのときにもう少しペッパーな刺激があったほうがいい大人になってたのかもしれないよなぁ。
カップリングこそ「自分に嘘をつかない」が詰まってるのかもしれないな。疑問に思うことは辛かろうが塩っぱかろうがいわなきゃならないしな。
甘い愛も欲しいけど、少し塩っ気や辛味も欲しいって、欲しがるのは若者の特権なのよ。でも、嘘でよく見せたいし、嘘じゃない自分も知ってほしい。揺れる心。
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